石川県は10日、新型コロナウイルスに感染していた3人の死亡と、月曜としては過去最多となる50人の感染を発表した。10日の病床使用率は81・5%となった。7日に88・7%に上昇、病床を増やすなどしたにもかかわらず、わずか3日で再び80%を超えた。直近1週間では感染者数が327人、感染経路不明者数は103人でいずれも過去最多。県独自の緊急事態宣言後も感染状況は悪化している。

 10日発表の感染者50人は9日の63人、8日の80人と比べ減っているが、検査数は10日が435件で、9日の656件、8日の866件と比べ少ないためとみられる。

 県は8日から、入院か宿泊療養か決まっていない感染者は入院者数に含めないことにしたため、同日の使用病床は278床と前日より53床減ったが、10日は304床となった。県健康福祉部は「指標の数字は悪化が続いている。深刻な事態はまだ改善していない」と警戒を強めている。

 病床に入るか宿泊療養ホテルに直接入所するか決まっていない感染者は前日より1人増えて76人。死亡者の発表は8日間連続となった。5月に入って亡くなった人は17人で、昨年5月と並び月間最多となった。これまでの死亡者は計88人、感染者は計2916人。

 50人のうち18人の感染経路が不明、濃厚接触と接触者は23人。10歳未満~90歳以上で、中等症が9人、軽症か無症状が41人。居住地別では金沢市23人、白山市、小松市が各6人、加賀市5人、野々市市4人、能美市2人、七尾、羽咋、津幡、宝達志水4市町が各1人となっている。

 クラスター(感染者集団)では、5例で新たに各1人の感染者が見つかり、会食関係の6例目が計15人、7例目が計8人、8例目が計7人、スポーツ施設関係の1例目が計25人、2例目が計29人。いずれも2人の感染者が判明した飲食店の12例目は計13人、13例目は計10人となった。

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