石川県独自の「石川緊急事態宣言」の発出を決めた対策本部会議=県庁

 石川県は9日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、県独自の「石川緊急事態宣言」を発出した。県民に午後8時以降の不要不急の外出自粛を要請する。宣言の対象期間は31日まで。

 飲食店への時短要請は12~25日の実施期間を、31日まで延長する。飲食店でカラオケ設備を提供している場合、営業時間内でも利用自粛を要請する。

 飲食店への時短要請に加え、映画館や展示場などイベント関連施設をはじめ、体育館やボウリング場、ゴルフ練習場、バッティングセンターなどの施設、百貨店やスポーツクラブ、ゲームセンター、遊興施設などの施設に対し、金沢市内は午後8時まで、同市以外は午後9時までの時短協力を依頼する。

 兼六園やいしかわ動物園、のとじま水族館、ふれあい昆虫館など県有施設は閉園、閉館する。県立美術館や歴史博物館をはじめとする文化施設などの県主催のイベントも中止、延期する。県内市町にも同様の措置を講じるように要請する。

 さらにテレワークによる在宅勤務の活用や休暇取得の促進などで出勤者数の削減を目指す。事業の継続に必要な場合をのぞき、可能な限り午後8時以降の勤務の抑制を図る。

 9日開かれた対策本部会議で決めた。

 谷本正憲知事は、適用が見送られているまん延防止等重点措置について「感染対策のためのツールだ。引き続き国に適用を要請する」と述べた。

 県内では8日に過去最多の80人が感染し、ゴールデンウイーク終了後の4日間で5件のクラスター(感染者集団)が発生するなど感染が拡大。直近1週間の新規感染者306人、病床使用率79・4%など、国のモニタリング指標で最も深刻なステージ4の基準を超過しており、県は感染拡大緊急事態へ移行した。

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