新たに2クラスター確認

 石川県は8日、県内の80人が新型コロナウイルスに感染し、治療中の4人が死亡したと発表した。いずれも1日の公表分として過去最多で、新規感染者数は最多だった前日の47人を大幅に更新し、新たに二つのクラスター(感染者集団)も確認された。直近1週間の感染者数は283人で、最も深刻なステージ4相当の285人に迫る。直近1週間の経路不明者数は88人で、初めてステージ3相当となった。

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 直近1週間の新規感染者数は、7日の228人がこれまでの最多だった。9日の感染者数が42人以上となった場合、ステージ4相当の基準を超える。

 8日に公表された死亡者は能美市の60代男性、白山市の80代女性、金沢市の70代女性、加賀市の70代女性の4人で、いずれも6、7日に亡くなった。死亡者の公表は6日連続で、累計は84人となった。

 死亡者数は1日当たりの発表分ではこれまで、昨年4月14日、同5月1日、同9月4日の3人が最多だった。

 1日当たりの検査件数も866件で過去最多だった。大型連休明けだったことや県内の感染拡大の状況を受け、検査を受ける人が急増したとみられる。

 新たなクラスターは会食関係7例目と飲食店13例目となる。県内の発生は通算54例。

 会食関係7例目は、今月上旬に8人が参加した屋外バーベキューの場で発生し、既に発表された陽性者を含め、参加した加賀市の20代男性6人が感染した。

 飲食店13例目は、県内の接待を伴わない店で、金沢、白山市の20代従業員ら女性7人の陽性が分かった。

 そのほかのクラスターでは、小松市民病院で新たに感染者の同居者が陽性となり、累計43人。スポーツ関係は1例目が5人、2例目が12人増えて、いずれも計20人となった。飲食店12例目も2人の感染が分かり、計11人。

 8日公表の感染者80人の内訳は、クラスター関係が30人、感染者の濃厚接触者か接触者が26人。感染経路不明者は24人で、前日の17人に続いて過去最多を更新した。

 感染者80人は10歳未満~90歳以上で小学生、中学生、高校生、大学生を含む。中等症が5人、軽症か無症状が75人。居住地は金沢市35人、加賀市12人、白山市と小松市が各7人などとなっている。

 北陸三県の8日の新規感染者数は富山県が10人、福井県が11人で、石川県が突出している。

  政府関係者「注意深く状況見る」

 県が国に要請している「まん延防止等重点措置」の適用について政府関係者は「石川で感染者が一気に増えたことが一時的なものかどうかを分析するなど、適用については注意深く9日以降の状況を見ていきたい」と述べた。

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