覚醒剤取締法違反などの疑いで逮捕された夫婦が、記事で地番入りの住所を書かれプライバシーを侵害されたとして、静岡新聞社に慰謝料など損害賠償を求めた訴訟の判決で、静岡地裁は7日、「地番まで掲載する必要性は高いとはいえない」として計66万円の支払いを命じた。

 判決理由で増田吉則裁判長は「社会的関心の高さから、氏名や職業、居住地域といった情報を報道する必要性は高い」とした上で、地番掲載は「私生活上の平穏が脅かされる不安を抱いたと想像でき、精神的苦痛を被った」とした。

 静岡新聞社は「主張が一部認められず遺憾。判決内容を精査し対応を検討します」とのコメントを出した。

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