JR西日本金沢支社は6日、ゴールデンウイーク期間(GW、4月28日~5月5日)の北陸新幹線利用者数が、昨年の9・57倍となる約8万2千人だったと発表した。新型コロナ禍前の2019年と比べると26%と低調で、15年の金沢開業以来、昨年に次いで少ない利用となった。

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 1日当たりの平均利用者数は約1万200人で、昨年の約1千人は大幅に上回ったが、過去最多の約3万7千人だった19年には遠く及ばなかった。乗車率が最も高かったのは5日午後3時56分東京行きの「かがやき510号」で79%だった。

 同支社によると、1回目の緊急事態宣言中で極端に利用が落ち込んでいた昨年よりは持ち直したが、今年も4都府県で宣言が出ており、長期休みの取りづらい曜日配列だったことも影響した。

 在来線特急のサンダーバードは20年の5・5倍となる4万1千人(19年比17%)、しらさぎは6・65倍の2万3千人(同28%)だった。新幹線と在来線特急を合わせた全体の利用者数は14万5千人で、20年の7・49倍、19年比で23%だった。

  航空便は10倍超

 全日本空輸金沢支店、日本航空北陸支店が発表したGW期間(4月29日~5月5日)の利用実績によると、前年運航しなかった札幌便を除く4路線で、いずれも利用者数が前年の10倍を超えた。

 小松―羽田便は、全日空が24・96倍の4344人、日航が11・82倍の4009人だった。コロナ禍前の19年比では全日空が38%、日航が25%と、低調だった。

 この他の小松発着便では、全日空の福岡便は前年の21・7倍の7945人(19年比45%)、札幌便は1128人(同49%)で、日航の那覇便は20・71倍の642人(同30%)だった。全日空の能登―羽田便は44・96倍の1259人(同32%)となった。

 旅客需要は激減しており、全日空、日航ともにGW期間中、各路線の運航本数を前年よりは増やしたものの減便していた。

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