石川県は4日、新型コロナウイルスに感染していた2人の死亡と、新たに29人の感染を確認したと発表した。県内では2日連続で2人の死亡が確認され、県内の死者は直近1週間の8人を含めて計77人に上った。感染者の累計は2618人となった。
亡くなったのは、能美市の60代女性と、金沢市の90歳以上の女性。
新たに感染したのは金沢、白山、小松、加賀、能美、かほく、羽咋、中能登の各市町の1歳未満~80代の男性15人、女性14人。
新規感染者のうち、クラスター(感染者集団)関連では、会食6例目の関係で新たに2人が確認され、感染者は計14人となった。スポーツ関係でも新たに1人が陽性と分かり、計10人に。小松市民病院でも新たに1人の感染が判明し、計42人となった。白山市の高齢者福祉施設でも1人の陽性が新たに分かり、計33人となった。
このほか、既に公表されている感染者の濃厚接触者または接触者で13人、残る11人の感染経路が分かっていない。
居住地別では、金沢市14人、加賀、羽咋市各5人、白山、小松、能美、かほく、中能登が各市町が各1人となっている。
4日現在、県内で治療中の患者は367人(前日比12人増)で、うち重症者は11人(前日と変わらず)となっている。直近1週間の新規感染者数は219人(前日比11人増)、感染経路不明者は77人(同7人増)と、いずれも過去最多となった。病床使用率も80・6%と初めて8割を超え、過去最高を更新した。