華々しく「ローマの松」を演奏する大阪フィルハーモニー交響楽団=金沢市の石川県立音楽堂コンサートホール

歌手12人が勢ぞろいしたオペラ・アリア紅白歌合戦のステージ

 「いしかわ・金沢 風と緑の楽都音楽祭2021」(北國新聞社特別協力)は3日、本公演が始まった。金沢市の石川県立音楽堂コンサートホールでは、イタリアの作曲家レスピーギの「ローマ3部作」より交響詩「ローマの松」を大阪フィルハーモニー交響楽団(大阪フィル)が華々しく演奏し、金沢に爽やかな南欧の風を吹き込んだ。

 大阪フィルが秋山和慶さんのタクトで優美な旋律を紡ぎ、コンサートホールのパイプオルガンの荘厳な音色も響いた。2019年に行われた「左手のピアニストの為(ため)のオーディション」で最優秀に輝いた児嶋顕一郎さんがラベルの「左手のためのピアノ協奏曲」で共演した。4日は「ローマの祭り」「ローマの噴水」を披露する。

 「陸自の歌姫」こと鶫(つぐみ)真衣さんら歌手12人による「オペラ・アリア紅白歌合戦」も行われた。兵庫芸術文化センター管弦楽団がプッチーニやベルディの名曲を次々に演奏し、実行委員会長の池辺晋一郎さんら審査員10人と客席の判定で紅組が勝利した。

  チェロとギター深い響き

 音楽堂邦楽ホールでは、チェリスト宮田大さんとギタリスト大萩康司さんがピアソラの「ブエノスアイレスの夏」などで深みのある音色を響かせ、オーケストラ・アンサンブル金沢がビバルディの四季を奏でた。

 交流ホールでは文豪徳田秋声の生誕150年を記念し、秋声の愛した名曲を地元演奏家や歌手が繰り広げ、作品朗読も行われた。

 新型コロナウイルス感染防止のため、県立音楽堂は入り口と出口が分けられ、検温を済ませた来場者には紙のリストバンドが着けられた。

  4日の主な公演予定

 ◇県立音楽堂コンサートホール▽13・10 ローマの祭り(大阪フィルほか)▽15・50 ローマの噴水(同)▽18・50 オペラ「蝶々夫人」ハイライト(OEKほか)

 ◇同邦楽ホール▽10・10 能舞「アルルの女」(渡邊荀之助ほか)

 ◇赤羽ホール▽11・00 東儀秀樹リサイタル

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