事故現場を調べる警察官=28日午後4時半、金沢市田上本町4丁目

 28日午後3時35分ごろ、金沢市田上本町4丁目の県道交差点で、横断歩道を渡っていた同市田上小3年の西野耕世(こうせい)君(8)=同市朝霧台1丁目=が乗用車にはねられた。西野君は頭を強く打ち、金大附属病院に搬送されたが、約1時間後に頭部外傷で死亡が確認された。

 金沢中署は同日、車を運転していた同市野田2丁目、無職小池香保里(かほり)容疑者(31)を自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで現行犯逮捕した。同署は容疑を過失致死に切り替え、事故原因を調べる。

 同署によると、現場は信号機がある片側1車線の交差点で、小池容疑者が右折したところ、横断歩道を1人で歩いていた西野君をはねた。西野君は下校中だっとみられる。事故時は小雨が降っており、路面がぬれていた。

 現場は田上小から南に約800メートル。事故直後、現場に駆け付けた女性(56)によると、西野君は車の下敷きになった。付近には20人以上の児童や保護者がおり、泣いている子どももいた。関係者によると、小池容疑者が走ってきた道路は下り坂で、スピードを出す車もみられるという。現場付近では、数カ月に一度のペースで事故が発生していた。

  小学生の死亡事故、過去10年間で3件

 石川県警によると、県内では、過去10年間に交通事故で小学生が亡くなった事故が2011年に2件、15年に1件あった。県内では1~3月、歩行中の小学生の交通事故が6件発生した。このうち、登下校中は5件だった。

  近くで5時間後事故

 28日午後8時35分ごろ、この現場から300メートルの距離にある金沢市田上さくら1丁目の交差点で、車2台が衝突する事故が発生し、それぞれの車の運転手が搬送された。現場は一時、通行止めとなった。

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