石川県は27日、新たに新型コロナウイルス感染者18人を確認したと発表した。25日に発表した感染者の取り下げ1件があり、感染者累計は2399人となった。県によると、同日現在の重症者が最多の14人(前日比3人増)で、重症者用病床使用率は40%で過去最高となった。

 新たな感染者は、金沢、白山、小松、加賀、野々市、津幡の各市町在住の10代~80代の男性9人、女性9人。

 新規感染者のうち、クラスターが発生した小松市民病院の関連で新たに看護師ら5人の感染が判明、感染者は計34人となった。加賀市医療センターと職場6例目の関係で各1人の陽性を確認し、感染者はそれぞれ13人と8人となった。

 このほか既に公表されている感染者の濃厚接触者または接触者は7人で、残る4人の感染経路が分かっていない。

 27日現在、県内で治療中の患者は273人(前日比1人増)。直近1週間の新規感染者は184人(前日比5人減)で、まん延防止等重点措置を検討する「ステージ3ライン」の171人を4日連続で超えた。

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