トンネル内の現場を調べる捜査関係者=24日午後7時40分、南砺市蔵原の国道304号

  現場に破片、南砺署が去った車両追う

 24日午後1時25分ごろ、南砺市蔵原の国道304号の新蔵原トンネル内で、男性と自転車が倒れているのを通り掛かったドライバーが見つけ、119番通報した。男性は砺波市砺波総合病院に運ばれたが、背骨やあばら骨を折るなど全身を強く打ち、約1時間40分後に死亡が確認された。南砺署はひき逃げ事件とみて、男性の身元の確認を急ぐとともに、逃げた車両を追っている。

 南砺署によると、通報したドライバーはトンネル内を金沢方面へ走行中に「ドン」という音を聞いた後、対向車が何かを避けるように動くのを見た。その場所を通過する際、反対車線の歩道側に倒れている男性と自転車を見つけた。自転車はロードバイクで、原形をとどめないほど破損していたという。

 トンネルは片側1車線、全長430メートルで、男性は金沢方面へ200メートル進んだ場所に倒れていた。黒色を基調とした上着、黒いスパッツを身に着け、灰色の靴を履いていた。携帯電話を持っていた。

 南砺署は、男性が自転車で走行中に何らかの車両と衝突したとみて、現場に落ちていた車両の部品の一部や、事故現場付近の防犯カメラ映像を分析している。署で容疑車両のうち1台を調べている。

 ひき逃げ事件の影響で、トンネルは午後1時40分から同7時50分まで通行止めとなった。

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