石川県は24日、新型コロナウイルス感染者37人を確認し、県内の高齢者福祉施設で新たなクラスター(感染者集団)が発生したと発表した。1日当たりの新規感染者は4月16日の35人を上回り、過去最多。月別で最多となる10例目のクラスターとなった。直近1週間の新規感染者は合計182人となり、まん延防止等重点措置を要請するか検討する「ステージ3」のラインを超えた。

 新たに感染が確認されたのは、金沢、白山、小松、能美、野々市在住の20代~90歳以上の男性12人、女性25人。

 高齢者福祉施設では同日、白山市在住の入所者17人、同市の職員2人と、能美市の接触者1人の20人の陽性を確認。既に感染が判明した職員1人を含め、計21人に上った。県は、福祉施設で3例目、通算47例目のクラスターと認定した。県は23、24日にクラスター対策班を派遣し、ゾーニングなどの指導を行った。症状が軽い入所者は施設内にとどめ、医師らが治療などに当たっている。

 この施設は入所者や職員ら約100人規模。3階建て施設のうち、感染者は同じフロアで、県は、比較的介護度の低い入所者らが施設内を行き交い、感染が広まったとみている。

 このほか、既に判明しているクラスターでは、小松市民病院で患者1人の陽性が新たに判明し、感染者の累計は29人となった。2例目の福祉施設では、新たに接触者1人の感染が分かり、14人に。酒類を提供する11例目の飲食店関連では利用客1人の感染が確認され、計10人となった。このほか、既に公表されている感染者の濃厚接触者または接触者が7人で、残る7人の感染経路が分かっていない。

 県内では30人以上の新規感染者は4日連続となり、累計は2346人となった。

 23日から最大確保病床が258床から345床に増え、24日現在の病床使用率は62・6%。県内で治療中の患者は271人(前日比19人増)で、うち重症者は11人(前日と変わらず)となっている。

無断転載・複製を禁じます