ワクチン接種を受ける職員(左)=金沢市野田2丁目の地域密着型特別養護老人ホーム

  川北も始まる

 19日、金沢市と川北町で65歳以上の高齢者を対象に新型コロナウイルスワクチンの接種が始まった。金沢市は地域密着型特別養護老人ホームを皮切りに、高齢者施設の入所者と職員を優先し、施設でのクラスターの発生を防ぐ。石川県内で高齢者施設を優先する接種は初めてとなる。

 初日は金沢市野田2丁目の「小規模特別養護老人ホームこころ のだの里」と非公表の1施設で計120人が接種した。

 のだの里では、入所者は73~100歳の26人、職員は27~76歳の39人が接種した。職員の辰村謙一さん(71)は「コロナに感染して入所者にうつしてはいけないと心配していた」と話し、接種した入所者も安心した様子だったという。

 昨年7月から入所者と家族の面会はオンラインになっており、北川幸弘施設長は「直接面会できる日が一日も早く来ることを願っている」と話した。山野之義市長が視察した。

 金沢市の高齢者接種は地域密着型特養19施設の後、グループホームなどの施設で行う。一般の高齢者は5月中旬に始まる。対象者は約12万1千人。

  県内の高齢者1049人接種

 政府が19日に公表したワクチンの接種状況によると、石川県内の高齢者は18日時点で1049人が1回目の接種を終えた。医療従事者は16日時点で1万2267人が1回目を終え、5878人が2回接種を完了した。

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