石川県は19日、新たに新型コロナウイルス感染者10人と、1人の死亡を確認し、金沢市の浅ノ川総合病院でクラスター(感染者集団)が発生したと発表した。県内の病院では10例目のクラスターとなる。県内では4月に入り、小松市民病院、粟津神経サナトリウム(小松市)、加賀市医療センターでクラスターが続いている。

 亡くなったのは、白山市の70代男性。新たに感染が確認されたのは、金沢、小松、加賀、津幡の各市町在住の30代~90歳以上の男性6人、女性4人。県内での死者は計67人、感染者累計は2192人となった。

 新規感染者のうち、浅ノ川総合病院の看護師1人と入院患者4人の計5人の感染が確認され、県はクラスターと認定した。同病院では既に看護師1人が感染しており、感染者は計6人に上った。県は19日にクラスター対策班を派遣し、感染状況の把握やゾーニングの指導などに当たっている。

 このほか、クラスターが発生した加賀市医療センターで新たに看護師1人の感染が判明。感染者は計8人となった。既に公表されている感染者の濃厚接触者または接触者が4人だった。感染経路不明者は4月8日以来のゼロだった。

 19日現在、県内で治療中の患者は188人(前日比5人減)。うち重症者は12人(前日比1人増)で、過去最多となった。県は同日から確保病床数を216床から258床に増やした。

  入院受け入れなど休止 浅ノ川総合病院

 浅ノ川総合病院は新型コロナ感染拡大を受け、当面の間、新規の入院受け入れや外来診療、救急診療などを休止する。

無断転載・複製を禁じます