富山市長選で初当選を果たし、万歳する藤井氏(中央)=18日午後8時8分、同市太郎丸本町3丁目の選挙事務所

 任期満了に伴う富山市長選と同市議選(定数38)は18日、投票が行われ、即日開票された。新人4氏が争った市長選は、無所属で元自民党富山県議の藤井裕久氏(59)=自民、公明、立民、国民推薦=が8万5755票を獲得し、3氏に大差を付けて初当選を果たした。今期限りで退任する現職の森雅志氏(68)=通算5期=の後任で、19年ぶりに県都の新リーダーが誕生した。投票率は47・97%で、前回選を0・13ポイント上回った。市議選は48人が激戦を繰り広げ、当選者38人が確定した。

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 市長選で落選した元衆院議員で富山維新の会代表の吉田豊史氏(51)=無所属=の得票数は5万4028票で、藤井氏と3万1727票差。県労連や共産党などでつくる「市民が主人公の富山市政をつくる会」代表委員の高野善久氏(69)=無所属、共産推薦=は9946票、地域政党「こどもみらい富山」代表の島隆之氏(59)=諸派=は9906票にとどまった。

 市長選では、森市長が進めてきた公共交通を軸とした拠点集中型の「コンパクトなまちづくり」を中心とした森市政の継承や深化、刷新という方向性や新型コロナウイルス対策などが争点となった。

 藤井氏は「幸せ日本一とやま」の実現を目指し、人づくりやコロナ対策などを重要政策テーマに掲げ、森市長が進めたコンパクトシティ政策を継承しながらスマートシティに発展させると強調。自民を中心に各党や連合富山、県民社協会、JAグループなど幅広い団体から支持を得て、選挙戦を終始、優勢に進めた。

 吉田氏は維新を含め各政党に推薦を求めず、幅広く支持を集めようと運動したが、浸透しきれなかった。高野、島氏も支持が広がらず、藤井氏と吉田氏の争いに埋没した格好だ。高野、島の両氏は供託金没収点(有効投票数の10分の1)に届かず、ともに供託金100万円を没収される。

 藤井氏の任期は24日から4年間となる。

 ★ふじい・ひろひさ 富山東高、工学院大工学部卒。会社役員、富山青年会議所理事長などを経て、2011年の県議選で初当選。県議を3期10年間務めた後、今年2月に議員辞職。富山市婦中町千里982。

 富山市長選開票結果全票終了

 当 85,755藤井 裕久無新(1)

   54,028吉田 豊史無新

    9,946高野 善久無新

    9,906島  隆之諸新

  無効4800、不受理1、持ち帰り9

 

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