接種を受ける市民=かほく市河北台健民体育館

 かほく市は18日、高齢者向けの新型コロナワクチンの集団接種を河北台健民体育館で開始した。石川県内では珠洲、小松市に続いて3例目で、初日は先行接種の対象である80歳以上の住民3250人のうち、490人が受けた。市は現時点で975人分のワクチンを確保しており、25日に485人に対して接種する。

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  医師らも接種

 医師や看護師、市職員ら97人が会場運営に当たった。カーテンで仕切った接種ブースを計28カ所設け、看護師がブースを回ってワクチンを打った。市によると、接種後の経過観察で体調に異変を訴えた人はいなかった。

 集団接種に従事する、まだワクチン接種を終えていない医師や看護師20人にも打った。

 かほく市内では昨年4月に二ツ屋病院でクラスター(感染者集団)が発生し、高齢の入院患者ら計23人が亡くなった。同市高松の高島正男さん(89)は「言葉に表せない不安があった。1回目の接種を終えて、少し安心できた」と笑顔で話した。

 会場を視察した油野和一郎市長は「大人数なので心配していたが、スムーズに行えた。今後も速やかに接種していく」と述べた。

 市は5月8日以降、毎週水、木、土、日曜に集団接種を行い、7月末までに65歳以上の住民1万740人の接種完了を目指す。

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