JAあおば管内で生産されたエゴマを使ったプリンとシフォンケーキ=富山市八尾町福島

 エゴマの特産化に取り組むJAあおば(本店・富山市八尾町福島)は、管内で生産されたエゴマを使ったプリンとシフォンケーキを、地元の洋菓子店と共同開発した。若い女性や子どもが食べやすいスイーツを作ることで、健康に良い面に加え、香りや食感などの魅力を幅広い世代に伝え、消費拡大を目指す。20日から同JAの直売所などで販売を始める。

 プリンにはエゴマの実を細かく砕いて混ぜ込んだ。エゴマの香ばしい香りが口の中に広がるよう、甘さ控えめに仕上げた。シフォンケーキは実をそのまま入れて焼き上げ、食感を楽しめるようにした。

 エゴマはシソ科の植物で、栄養を豊富に含む健康食品として注目されている。エゴマの魅力を多くの人に知ってもらおうと、JAあおばがスイーツを企画し、管内の洋菓子店「ケーキハウスウキパパ」(富山市下大久保)が協力した。

 同店は大沢野産のイチジクなど地元食材を積極的に取り入れており、樋口哲也オーナーシェフ(57)は「エゴマにも以前から興味があった。体に良いスイーツとして多くの人に味わってもらいたい」と話した。

 同JAによると、エゴマはイノシシなどの獣害を受けにくく、中山間地での栽培に適している。大沢野や大山、八尾などを管轄する同JAでは、農業の活性化や遊休農地の解消に向けてエゴマ栽培を推進し、商品開発や栽培技術の確立などに取り組んできた。昨年の管内の栽培面積は7・8ヘクタール、収穫量は2・5トンで、ともに2016年と比べ1・5倍以上に増えた。

 プリンは3個入り870円、ケーキは1100円で、「あおばの里みのり館」(上大久保)、「ほほえみ館」(婦中町羽根)とウキパパで販売される。企画を担当した同JAの岡崎隼弥さん(27)は「地域の盛り上げに役立てばいい」と話した。

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