見頃を迎えた大つばき=氷見市老谷

 氷見市老谷(おいだに)にある県天然記念物「老谷の大つばき」が見頃を迎えた。今冬は記録的な大雪に見舞われたが、目立った損傷はなく、所有者の飯原(いはら)打越(うちこし)さん(76)を安堵(あんど)させた。真っ赤な花が咲いては落ち、新しい花を咲かせ、木の周囲に赤いじゅうたんが広がるような光景が来訪者を楽しませている。

 大つばきはイノシシが掘り返す被害を受けていたが、2年前に金網柵で囲んだことで侵入を阻止できるようになった。一方、中山間地の老谷は今冬、雪被害が深刻だった。1月には集落につながる市道でスギの倒木が相次ぎ、集落が孤立状態に陥った。大つばきは推定樹齢500年の老木であり、飯原さんは雪被害を心配したという。雪解け後に確認したところ、目立った枝折れはなく、3月下旬には例年通り花を咲かせた。以前に設置した支え棒の効果があったとみられる。

 氷見市のホームページによると、老谷の大ツバキは高さ7・5メートル、幹回り3・89メートル、枝張りは東西7・9メートル、南北11メートル。国内屈指の巨木で1965(昭和40)年に県天然記念物に指定された。

 飯原さんは「年はとっても生命力はまだまだある。大事にしていきたい」と話した。5月10日ごろまで花を咲かせる。

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