13日、テヘランで会談するイランのザリフ外相(左から2人目)とロシアのラブロフ外相(右から2人目)(タス=共同)

 【ウィーン、ワシントン共同】イラン外務省のアラグチ次官は13日、ウランの濃縮度を60%に引き上げると明らかにした。イランとしては最も高い濃縮度となり、核兵器級にさらに近づく重大な核合意違反となる。イラン政府筋によると14日に作業を始める。同筋はイスラエルの犯行が疑われるイラン中部ナタンズの核施設の破壊工作を受けた措置だと明言した。

 瀕死の核合意の再建に向けた米イランの間接協議は14日にウィーンで再開する方向だ。イラン政府筋は大幅引き上げをてこに、米国の制裁解除に向けた核交渉を有利に進める狙いがあるとの考えを示し、交渉自体は継続する方針を示唆した。

無断転載・複製を禁じます