新たに導入したラッピング車両=高岡駅

 氷見市出身の漫画家藤子不二雄Ⓐさん(元富山新聞記者)の人気作品にちなんだ「忍者ハットリくん列車」の新車両が、JR城端・氷見線に登場した。車体のラッピングを一新し、沿線4市の観光地などをデザインしている。11日は高岡駅で出発式が行われ、親子らが続々と乗り込んだ。

 ハットリくん列車は、2004(平成16)年から運行されている。リニューアルを重ね、現在も1両が両線を走っているが、年度内の契約終了が決まっていることから、新たな1両を導入した。

 車体には、ハットリくんやシンゾウなど主要キャラクターとともに、「平成の大修理」が11日に完工した高岡市の重要文化財の勝興寺や雨晴海岸、氷見市の海越しの立山連峰と唐島、砺波市のチューリップ公園、南砺市の合掌造り集落を描いている。

 出発式では、藤子Ⓐさんが寄せたメッセージも披露された。藤子Ⓐさんは、新型コロナウイルスで世の中が一変した今、「以前と変わらぬ日常」を提供していくこともハットリくん列車の役目と強調。「さあ皆さん、今しばらくはマスクをつけて、出発進行でござるよ!」と呼び掛けた。

 城端・氷見線活性化推進協議会副会長の林正之氷見市長、JR西日本金沢支社の森下智文副支社長らがあいさつし、テープカットを行った。

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