米ゴルフのマスターズ・トーナメントで、日本男子初のメジャー制覇を果たし、グリーンジャケットを着て両手を上げる松山英樹=11日、米ジョージア州のオーガスタ・ナショナルGC(共同)

 【オーガスタ(米ジョージア州)共同】男子ゴルフの松山英樹(29)が11日、米ジョージア州のオーガスタ・ナショナルGCで行われたマスターズ・トーナメントで優勝し、歴史と高い格がある年に4度のメジャー大会を日本の男子で初めて制した。

【関連記事 松山耐えて金字塔】

【関連記事 憧れと悔し涙が原点】

 4打リードで迎えた最終ラウンドは後半にボギーが続いて差を詰められたが、73にまとめ、通算10アンダーの278で逃げ切った。第85回を数え、メジャーの中でも憧れる選手が多い「ゴルフの祭典」の歴史に、10度目の出場で名を刻んだ。優勝者に贈られる「グリーンジャケット」を着て腕を突き上げた。207万ドル(約2億2700万円)の高額な賞金と、終身の大会出場権を得た。

 一昨年夏に渋野日向子がAIG全英女子オープンを制し、日本女子2人目のメジャータイトルを獲得。戦前から挑戦してきた男子でも日本ゴルフ界の悲願が達成された。松山は「勝ったことによってこれから日本人(選手)がすごく変わっていくんじゃないか」と語った。

 松山は19歳のアマチュアだった2011年のマスターズから33度目のメジャー挑戦で、これまでは17年全米オープン選手権の2位が最高だった。マスターズでは01年の伊沢利光、09年の片山晋呉の4位がこれまでの日本勢最高で、松山は15年に5位、16年に7位に入っていた。

 男子アジア勢では09年全米プロ選手権のY・E・ヤン(韓国)が唯一のメジャー優勝だった。

  もっともっと勝てるように

 松山英樹 本当にいいプレーを見せられてよかった。最後まで緊張しっぱなしで終わった。僕が勝ったことによってこれから先、日本人が変わっていくんじゃないかな。もっともっと勝てるように頑張りたい。

 ★松山 英樹(まつやま・ひでき)4歳でゴルフを始めて高知・明徳義塾高で全国優勝。東北福祉大2年だった11年マスターズ・トーナメントで27位となり日本人初のベストアマチュアに輝いた。同年11月に日本ツアーでアマチュア優勝。プロ転向した13年に賞金王となり、同年秋から米ツアーに本格参戦して14年に初優勝。180センチ、91キロ。29歳。松山市出身。

 ▽最終成績 (1)松山英樹278(69、71、65、73)(2)ザラトリス(米国)279(70、68、71、70)(3)スピース(米国)281(71、68、72、70)(3)シャウフェレ(米国)281(72、69、68、72)(5)ラーム(スペイン)282(72、72、72、66)(5)リーシュマン(豪州)282(72、67、70、73)(7)ローズ(英国)283(65、72、72、74)

無断転載・複製を禁じます