島の近代史を伝える写真や被爆者の遺品などを並べた「似島平和資料館」=11日午後、広島市

 かつて旧日本軍の施設があり、広島市への原爆投下直後には多くの負傷者が運ばれた似島(同市南区)に、島の近代史を伝える写真や被爆者の遺品などを並べた「似島平和資料館」が完成し11日、開館式が開かれた。開設し運営する住民団体代表の宮崎佳都夫さん(73)は「戦争や原爆の歴史を若い世代に伝えていきたい」と語った。

 似島は広島港から南に約3キロの小島。陸軍の検疫所などが置かれ、原爆投下時には臨時救護所として約1万人を受け入れた。記憶の風化を防ごうと、島民ら約10人でつくる「似島歴史ボランティアガイドの会」が市の補助金を活用し、島の南東部に資料館を建てた。

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