石川県は9日、県内の男女22人が新型コロナウイルスに感染し、このうち1人が死亡したと発表した。昨年2月以来の累計は2千人を超えて2014人。1千人を超えたのは昨年12月25日だった。9日発表の22人のうち、7人と既に公表の3人が職場内で感染が広がったとみて、県は県内39例目、企業関係で7例目のクラスター(感染者集団)に認定した。小松市民病院では1回目のワクチン接種を終えた3人を含む職員4人の感染が判明した。

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  金沢の1人死亡

 死亡したのは金沢市在住の男性とみられ、県は性別や年齢、死亡日を非公表とした。県内の死亡者は計66人となった。死者1人を除く感染者21人は軽症か無症状。

 新たなクラスターの10人は金沢市の40~70代の男女。9人は同じ会社の役員や社員で、1人は社員の同居人。3月下旬~4月上旬にマスクを外して話したり、一緒に昼食を取ったりしていたという。接客を伴う業務で、県は利用客の検査を進める。

 死亡者やクラスター、小松市民病院の職員を除く感染者10人のうち、金沢、能美市の10歳未満~80代の男女7人は感染者の濃厚接触者や接触者。残る3人は金沢、小松市の10~50代の男女で感染経路が分かっていない。金沢市の50代女性は看護師だった。

 4月の感染者は103人で2月以来の100人超えとなった。治療中の患者は111人で、100人超えは3月1日以来。県は病床数を216床に増やした。9日までの1週間の新規感染者数は84人となり、感染拡大警報相当の85人に迫っており、谷本正憲知事は北國新聞社の取材に「推移を見守りたい」と話した。

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