石川県は9日、新たに新型コロナウイルス感染者22人を確認し、1人が死亡したと発表した。新たなクラスター(感染者集団)が発生したことも明らかにした。県内の感染者数は累計2014人となり、2千人を超えた。県内の死者は計66人となった。

 亡くなったのは、金沢市在住。9日に発表した新規感染者で、陽性が判明した後に死亡が確認された。年代や性別、死亡に至る経緯などは公表していない。

 新たに感染が確認されたのは、金沢、小松、能美市在住の10歳未満の未就園児~80代の男性12人、女性9人、非公表1人。新規感染者のうち、金沢市の40代~70代の男女7人と、既に発表の感染者3人が同じ県内の事業所の従業員と同居者。県は、県内5例目の職場クラスターが発生したと認定した。

 県によると、事業所では手指消毒や検温などの感染対策を取り、感染者全員が一堂に会する場面はなかったものの、休憩時に数人単位でマスクをせずに会話をしたり、食事をしたりすることがあったという。県は、従業員25人全員を検査し、うち10人の陽性を確認した。陰性だった従業員の健康観察を続けるとともに、接触者の検査を行う。

  ワクチン接種の3人感染

 新規感染者のうち、小松市の30代~40代の男女4人は、小松市民病院の医療従事者。うち3人が新型コロナウイルスのワクチンを1回接種した後に感染が確認された。

 職場クラスター7人以外の新規感染者のうち、10人は既に公表された感染者の濃厚接触者または接触者で、残る5人の感染経路は分かっていない。

 9日現在、県内で治療中の患者は111人。うち重症者は1人となっている。

 県は9日から確保病床数を140床から216床に増やした。

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