職員の新型コロナウイルス感染が確認された小松市民病院=9日午後0時15分

 小松市民病院は9日、感染症指定医療機関である同病院の職員4人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。同病院では昨年8月にも医療従事者4人の感染が確認された。関係する業務場所を消毒し、外来受付は紹介患者と再診予約をしていた患者のみに制限した。同病院に併設している「南加賀救急医療センター」は同日から患者の受け入れを当面見合わせる。

  昨年8月にも

 同病院によると、4人は医師や看護師など医療従事者ではない。8日に発熱などの症状を訴えた職員1人をPCR検査したところ、陽性が確認された。接触した疑いのある他の職員や患者ら計90人を検査し、職員3人の陽性が判明した。感染経路は不明で、9日午後に石川県も感染を発表するとみられる。

 新型コロナに感染した患者の治療を行う同病院では、昨年8月17日にも看護師3人と看護助手1人の4人の感染が確認された。うち、看護師3人は感染症病棟で勤務していた。

 同病院では3月から医療従事者へのコロナワクチン接種が行われている。担当者は「16日から2回目の接種が始まる予定だが、影響はない」と説明した。

 南加賀救急医療センターは、県の救急医療体制で重篤患者を受け入れる「三次救急医療機関」に準ずる病院に位置付けられ、24時間体制で南加賀地域の患者に対応している。受け入れ休止の間、近隣の医療機関に患者を搬送する。

 小松市民病院の担当者は「感染対策に努めてきたのに残念でならない。通常通りの診療体制を早期に再開できるようにしたい」と話した。

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