石川県は6日、県内の男女16人が新型コロナウイルスに感染し、このうち白山市の80代男性について死亡後に陽性を確認したと発表した。死亡後の陽性判明は県内5例目。死亡者の公表は3月23日以来で計65人となった。感染者が15人を超えたのは2月20日の18人以来で、県内の累計は1973人となる。モニタリング指標は3項目で悪化した。

  生前は検査なく

 男性は5日に自宅で倒れており、親族が見つけた。救急搬送先の医療機関で死亡が確認された後、肺炎の兆候があったため、検査が行われた。男性は数日前から体調不良があり、医療機関を受診。その間にコロナの検査は行われていない。感染経路は不明。

 死亡した男性を除く感染者15人のうち、2人が中等症、13人が軽症か無症状だった。

 金沢、白山、野々市の10~70代の男女11人は感染者の接触者や濃厚接触者。

 このうち男子高校生3人は既に感染を公表した1人とともに、3月下旬に県外に出掛けていた。同行した関係者は陰性だが、クラスター(感染者集団)にならないか経過観察を続ける。金沢市の70代男性は医師、白山市の10代男性は大学生である。

 残る4人は、金沢市と津幡町の40~70代の男女で感染経路が分かっていない。15人のうち、8人に県外への旅行歴があった。

 直近1週間の新規感染者は71人(前週比10・14倍)、経路不明者は27人(同13・5倍)。病床使用率は29・5%で3月1日の31・0%に迫っている。

  金市工高、7日再開

 生徒4人が感染した金市工高は7日から学校を再開する。市保健所の感染状況調査が終了した。部活動は12日から再開する。

 金沢市は6日、中央市民体育館に勤務する職員1人の感染を公表した。7日は通常通り開館する。

  北陸放送1人陽性

 北陸放送(金沢市)は6日、ラジオ局で勤務する40代男性の派遣社員1人が新型コロナウイルスの検査で陽性だったと発表した。軽症で、感染経路は不明。勤務中はマスクを着用しており、濃厚接触者はいない。

 男性は3月末、石川県外に出張していた。今月4日、38度を超える発熱があり、5日にPCR検査で陽性と分かった。同社は同日、社内を消毒した。

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