出町譲氏

米谷和也氏

角田悠紀氏

 7月4日投開票の高岡市長選に向け、自民党市連は5日、公募に応じた3氏の中から1人を推薦候補に決める。選考委員21人による記名投票で内定し、引き続き役員会、全体役員会を開いて決定する。市連によると、公募で市長選の推薦候補を選ぶのは初めて。市連では保守分裂の選挙戦を回避するため、一本化を目指しており、選に漏れた2氏の判断が次の焦点となる。

 公募に応じたのは、申請順に、元テレビ朝日社員の出町譲(56)=大手町=、元市教育長の米谷和也(62)=伏木一宮=、自民市議の角田悠紀(38)=木津=の3氏。

 市長選を巡っては、昨年12月の市議会定例会で高橋正樹市長(66)=3期=が今期限りでの退任を表明。これを受け市連は、県連の推薦候補が敗れた昨年10月の知事選を教訓に、「開かれた選考」を目指して推薦候補の公募を行った。

 選考の判断材料とし、党員や市民にも広く発信するため、公開討論会や街頭演説会を開催し、インターネットでも配信したのをはじめ、党員3600人へのアンケート、五つの友好団体や選考委員以外の市連役員17人らへの意向調査、公募3氏へのヒアリングなども実施した。

 推薦候補の選考に当たっても、透明性を重視して投票で決する。投票では、過半数を得なくても最多得票者を推薦候補に内定。1回目の投票で上位2氏が同数の場合は決選投票を行う。

 「一本化へ協力を」市連が3氏に要請

 自民党高岡市連の渡辺守人支部長、狩野安郎幹事長は4日、市長選の推薦候補公募に応じた出町氏、米谷氏、角田氏=申請順=とそれぞれ市内で会い、5日の推薦候補の選考に漏れた場合には、一本化に協力してもらえるよう要請した。

 富山新聞社の取材に対し、出町氏は一本化に関しては特に回答しなかったとし、米谷氏は「5日の結果を見た上で、支援者としっかり相談をして決めたい」、角田氏は「真摯(しんし)に受け止め、しかるべき方と相談し、しっかり結論を出したい」と答えたことを明らかにした。

 出町氏はこれまで、選考に漏れても出馬する意向を示しており、選考結果次第では、2004年の旧高岡市の市長選以来、17年ぶりの保守分裂選挙となる可能性もはらんでいる。

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