春の夜空に大輪の花を咲かせた北國春花火=3日午後8時40分、七尾市和倉温泉(多重露光)

 第32回和倉温泉北國春花火(北國新聞社、和倉温泉観光協会、同温泉旅館協同組合主催)は3日、七尾市の和倉港周辺で行われた。この日、七尾は日中の最高気温が25・6度の「夏日」となり、夜の温泉街には、陽気に誘われた地元住民や宿泊客が繰り出して夜空を照らす大輪に見入った。

 昨年は新型コロナの影響で軒並み中止となった北國花火大会の先陣を切って開催された。今回は多くの旅館から見ることができるように打ち上げ場所が2カ所に増設された。

 温泉街の公園「湯(ゆ)っ足(た)りパーク」では、家族連れやカップルが新しく完成したウッドデッキに座り、豪快な光のショーを満喫した。

 親族8人でホテルに宿泊している金沢市神田1丁目の自営業、館島豊晴さん(71)は「花火を見るために県民宿泊割を利用した。7階からだと花火がとても近くに感じて迫力があった」と満足そうに話した。夫婦で見に来た七尾市本府中町の竹田宏枝さん(50)は「コロナで大変な中、きれいな花火を見て、心が休まった」と笑顔を見せた。

 感染拡大防止のためイベント会場は設けなかった。

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