親子連れらが遊具で遊ぶ玉川公園=2015年3月、金沢市玉川町

 玉川公園(金沢市玉川町)が2023年4月、障害の有無にかかわらず誰もが楽しめる「インクルーシブパーク」に生まれ変わる。隣接地での中央小移設と玉川こども図書館改築に合わせ、市が公園の再整備を計画しており、今夏に実施設計に着手する。車いすに対応した遊具の設置や動線の確保など、障害のある子もない子も一緒に遊べるのが特徴で、県内初の取り組みとなる。

  県内初の取り組み

 インクルーシブパークは背もたれ付きのブランコや車いすに乗ったまま遊べる砂場などを備え、障害児が健常児と分け隔てなく遊べるよう設計された公園。欧米発祥で、昨年3月に東京都世田谷区の都立砧(きぬた)公園内に国内初の施設「みんなのひろば」がオープンし、都市部を中心に整備の動きが広がっている。

 玉川公園は敷地面積約1万5千平方メートルで、ブランコや複合遊具、屋根付きの休憩所、芝生広場などがある。隣接地での中央小と玉川こども図書館の整備事業に加え、近隣の中央小芳斎分校敷地に特別支援教育サポートセンターが配置されることから、障害のある子どもも楽しめる公園に再整備する。

 現時点で設置する遊具や施設の構成は決まっておらず、6月以降に始める実施設計の中で、地元住民や市教委などと調整しながら詳細を詰める。中央小グラウンドの整備が完了する22年9月以降に着工し、23年3月までの完成を目指す。

  泉野地区は機能分担

 このほか、市は今年度、泉野地区に4カ所ある公園の機能分担を柱とする再整備基本計画を策定する。各公園は規模や施設が類似しており、住民の意見を聞き取った上で、公園ごとに親子連れや高齢者といった主な利用対象者を設定し、それぞれの用途に合わせた施設配置を検討する。

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