自分の店に飾る障害者アートを選ぶ関係者=南砺市城端商工会館

 南砺市城端地域中心街の30店舗に4月3~11日、障害者が描いた絵画が飾られる。城端しだれ桜まつりの会期に合わせた初の取り組みで、障害者アート支援工房ココペリ(高岡市)が作品43点を貸与し、独特の感性と魅力を持つ障害者アートでまちなかを盛り上げる。30日は参加する店主らが市城端商工会館に集まり、自分の店を彩る作品を選んだ。

 展示は、まつり実行委員会の清部一夫さん(58)=南砺市城端=を中心に企画された。美術教育などの影響を受けず、衝動のままに表現された作品や行為を意味する言葉「アール・ブリュット」と、まちなかを指す方言を交えて「アール・ブリュット・デ・マツンナカ美術館」と銘打った。

 市内では、市福光美術館で障害者アートの魅力を伝える企画展「アートって何なん?―やまなみ工房からの返信―」(富山新聞社後援)が5月9日まで開催中で、合わせてココペリの作品も展示されている。

 4月18日午前11時と午後2時からは、市城端伝統芸能会館じょうはな座で、やまなみ工房のドキュメンタリー映画「地蔵とリビドー」も上映される。「マツンナカ美術館」を、こうした障害者アート発信の一環とする。

 市城端商工会館で開かれた選別会では、飲食や菓子、呉服、仏壇、本などをそれぞれ扱う店主らが、トランク3個で届けられた作品をテーブルに広げ、じっくりと見入った。

  「作品の力感じて」

 実行委の清部さんは「色使いが楽しく、作品によってこだわりが違う。鑑賞した人に、作品の中にある力を感じてほしい」と話した。

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