登山道「こぶしの路」をふさぐ倒木=宝達志水町の宝達山(宝達山ファンクラブ提供)

 能登最高峰である宝達志水町の宝達山(標高637メートル)で、舗装路以外で山頂に唯一通じる登山道「こぶしの路(みち)」が倒木でふさがれ、27日から本格的な復旧作業が行われることになった。今月から愛好者団体「宝達山ファンクラブ」の会員数人が木の枝葉を切る作業を始めたが、人手が足りず、大木が折り重なったままになっている。同日はボランティアを募って撤去を進め、4月23日の開山祭までの復旧を目指す。

  ボランティア募る

 こぶしの路は2003年、登山愛好者らが4・7キロを整備した。コブシやブナなどを眺めながらの道のりで、山頂付近では天気が良ければ奥能登や東尋坊、白山、立山連峰の眺望を楽しめる。成人なら片道1時間半から2時間で山頂付近までたどり着く。

 クラブによると、倒木は2月末に見つかった。1月7日以降の暴風雪で倒れたとみられる。会員4人が今月、山に計3回入り、低木など10本以上を片付けた。スギなどの大木や重なって倒れた木など13本の撤去は進まず、枝を落とすなどして迂回(うかい)ができるようにした。

 登山シーズンになれば入山者が増え、放置したままでは危険なことから、クラブがボランティアを募って復旧を進めることにした。

 クラブは27日の作業に加え、4月の雪解け後には山頂付近でも倒木の撤去を進め、開山祭に間に合うよう作業に取り組む。

 27日に行う作業の参加希望者は午前9時にこぶしの路駐車場に集合する。橘英子代表は「宝達山に関わって30年になるが、これほど多くの倒木は初めて。町のシンボルである宝達山の登山を安全に楽しめるようにしたい」と話した。

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