神馬を先頭に進む行列=18日午前7時15分、羽咋市寺家町

 「おいで祭り」の名で知られる気多大社(羽咋市)の平国祭は18日行われ、神馬(しんめ)2頭に先導された神輿(みこし)行列が能登路に春を告げた。「寒さも気多のおいでまで」の言葉通り、行列の行く先では徐々に晴れ間が広がり、沿道の住民が手を合わせて安寧とコロナ禍の終息を願った。

 昨年に続き、感染症対策として立ち寄り先を例年の約100カ所から3カ所に絞り、日程も1週間から1日に短縮した。

 マスクを着けて騎乗した三井孝秀宮司ら神職や烏帽子(えぼし)姿の若衆約20人が、祭神の大国主命(おおくにぬしのみこと)を移した神輿とともに気多大社を出発した。中能登町の宿那彦神像石(すくなひこかみかたいし)神社で少彦名命(すくなひこなのみこと)を迎え、七尾市の能登生國玉比古(いくくにたまひこ)神社(気多本宮)で神事に臨んだ。金大馬術部が神馬を出して神事を支えた。

 18日の石川県内は高気圧に覆われて晴れた。正午までの最高気温は七尾12・9度、金沢11・9度、輪島10・4度でほぼ平年並みだった。

 金沢地方気象台によると、午後は引き続き高気圧に覆われて晴れ、夜から雲がかかる。気象台は加賀地域を中心に空気の乾燥した状態が続くとして、火の取り扱いと雪崩に注意を呼び掛けている。

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