JR西日本金沢支社は4日、北陸新幹線開業6年目(2020年3月14日~21年3月13日)の利用者数が、2月末までで前年同期比66%減の271万1千人だったと発表した。コロナ禍による旅行控えや企業の出張自粛で、旅客需要が激減した。特に全国で緊急事態宣言が発令された昨年4月は92%減、5月は93%減と落ち込み、過去最少だった5年目の803万4千人を大幅に下回るのは確実だ。

 6年目の利用者数は4、5月を底に、6~9月は63~77%減で推移した。10月は、台風19号の影響で金沢-東京間の直通運転が一時できなかった前年同月と比べて11%減で、2年前と比較すると53%減。11月は持ち直しの傾向がみられたが、12月の途中から再び減少し、感染が再拡大した1月は74%減、2月は69%減だった。

 これまでの利用者数は、1年目の925万8千人が最高で、2年目が858万4千人、3年目が856万9千人、4年目は869万4千人で初めて前年を上回ったものの、新型コロナの感染が広がった5年目は過去最少となった。

 JR西は、昨年のゴールデンウイークや旧盆期間に、旅客需要が見込めないとして臨時列車の減便を行った。通常1日36本運行する金沢-富山間の「つるぎ」は3月13日以降、平日28本、土日祝日27本に減らす。

 金沢支社の担当者は、現時点で「かがやき」や「はくたか」の定期列車を減便する計画はないとし、「感染状況が落ち着いてくれば、自治体や宿泊業関係者と連携して利用促進に取り組みたい」と話した。

 JR西は上越妙高-糸魚川間で北陸新幹線の利用者数を算出している。

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