2019年10月31日、炎上する首里城の正殿(那覇市消防局提供)

 正殿などが焼失した2019年10月の首里城(那覇市)の火災について、市消防局が「火災原因は不明」とする調査書をまとめたことが4日、情報公開請求で分かった。正殿など全焼6棟に加え、調査中だった奉神門と女官居室の2棟を部分焼と断定。建物と収容物を合わせた損害額は約53億円と算定した。

 調査書によると、全焼6棟の焼損面積は計3813平方メートル。沖縄県警も放火などの事件性は否定した上で、原因を特定できずに捜査を終えている。

 調査書は、正殿の1階で通電していた延長コードと、その先の発光ダイオード(LED)照明器具で何らかの電気的異常があった可能性を指摘した。

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