砂浜の浸食が進んでいる高松海岸=3日、かほく市高松(小型無人機から)

 かほく市の白尾から高松にかけての海岸で、砂浜の浸食が進んでいることについて、石川県の谷本正憲知事は4日、「浸食が顕著に出ているのは事実。今の人工リーフ(岩礁)で十分に機能を果たしているか分析する必要がある」と述べた。県の調査ではかほく市の海岸は13年間で砂浜が最大40メートル狭くなっており、浸食対策を再検討する。

 県議会2月定例会の一般質問後、記者団の取材に答えた。

 かほく市沖に県が設置した人工リーフは8基ある。冬に砂浜が浸食される一方、夏には一定程度戻ることから、谷本知事は「浸食の原因は専門家でも分からない」とした。

 県内では、羽咋市と宝達志水町にまたがる千里浜なぎさドライブウェイの砂浜の一部が浸食で失われるなど、海岸の変化が目立っている。谷本知事は「最優先は千里浜なぎさドライブウェイ。陸海の養浜と高波を抑える取り組みを進めたい」と話した。

 一般質問では、沖津千万人氏(自民)が「かほくでも浸食が深刻。海岸線がのと里山海道に迫っている」と対策を強く求めていた。

  接種差別を防止

 一般質問では、県側が新型コロナワクチン接種に関し、新たに制定を目指す「県新型コロナに係る差別の解消の推進に関する条例」に基づき、企業や団体向けの研修で、接種をしないことによる差別が生じないよう取り組むとした。

 加藤隆佳総務部長は、ワクチンを接種したかどうかで差別することは、条例で禁止する内容に該当すると説明した。徳田博教育長も県立高校の生徒に対し、ホームルームを活用し、接種しない人への差別が起きないよう指導すると説明した。いずれも打出喜代文氏(未来石川)が質問した。

 のと里山海道の「高松インターチェンジ」で朝夕の混雑を解消するため、19日から常時左折が可能な専用レーンが供用を開始する。供用で信号を待つことなく、金沢方面の上り線に入れる。沖津氏への答弁。

 県庁知事部局で精神疾患による病気休暇の取得者と求職者の合計が昨年12月末現在で54人となり、過去5年で最多になったとした。打出氏がただした。

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