熱闘に沸いた第103回大会=2019年5月、金沢市の石川県卯辰山相撲場

 第105回高校相撲金沢大会(公益財団法人日本相撲連盟、北信越高体連、北信越相撲協議会、北國新聞社主催)の準備委員会が3日、金沢市の北國新聞会館で開かれ、10月10日に同市の石川県卯辰山相撲場で開催することを決めた。出場校枠は72。新型コロナウイルスの感染予防対策を徹底した上、観客を入れて実施する。昨年の第104回大会は戦後初の中止となり、2年ぶりの開催となる。

 従来は5月に開催しているが、コロナの影響を考慮し、秋の開催に変更した。出場校枠は北海道1、東北6、関東8、東海10、近畿9、中国5、四国4、九州・沖縄6、北信越は石川15、富山2、福井2、新潟2、長野2。午前8時からの開会式に続き、予選3回戦、団体の優秀校決勝トーナメント、予選3回戦全勝者による個人トーナメントが行われる。

 金沢大会は、金石海浜日和山(ひよりやま)下で1915(大正4)年6月に第1回大会が行われた。同年8月に初開催された野球の甲子園より古く、国内最古の高校スポーツ大会とされる。

  1年締めくくる土俵

 出場70校を超える規模も日本一で、3月の高知・選抜大会(2019年度の出場チーム数は46)、夏のインターハイ(48)、8月の青森・十和田大会(40)、9月の大分・宇佐大会(42)、秋の国体(47)とともに高校相撲の6大タイトルに位置付けられる。今年は金沢大会が国体の約2週間後の開催となることから、国体に代わって1年を締めくくる土俵となる。

 出場者の中には、元横綱輪島(金沢高OB、第48回大会個人準優勝)、元大関出島(金市工高OB、第75回大会個人優勝)ら後に幕内優勝を飾った力士もいる。現役では大関貴景勝(埼玉栄高OB、第98回大会個人優勝)、大関朝乃山(富山商高OB)、石川県出身の遠藤(金沢学院高OB、第92回大会個人・団体優勝)や炎鵬(金沢学院高OB、第96回大会個人3位)も卯辰の土俵を沸かせた。

 第103回大会は鳥取城北が団体優勝した。石川県勢は優勝8回の金市工、優勝1回・準優勝4回の金沢学院の進撃が期待される。

 大会は県高体連と一般社団法人県相撲連盟が主管する。参加申し込みは9月15日に締め切られ、予選3回戦の組み合わせ抽選会は同22日午後2時から行われる。監督会議と選手交歓会は大会前日の10月9日午後2時から北國新聞交流ホールで開かれる。

 ★高校相撲金沢大会 北國新聞社が青少年体育の奨励に向け創設し、1915(大正4)年6月13日、学生角力(すもう)大会として金石海浜で第1回大会を開催。会場は平和台特設相撲場や兼六園球場と移り、61年の第45回大会から現在の卯辰山相撲場。44、45年は戦争のため中止。66年の第50回大会は常陸宮ご夫妻、86年の第70回大会は浩宮さま(現天皇陛下)、2016年の第100回大会は秋篠宮さまがご臨席された。

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