アクリル板越しに卒業証書を受け取る生徒=2日午前10時半、桜丘高

 石川県内の高校で2日、卒業式がピークを迎えた。新型コロナ対策のため、各校では式典の時間短縮や列席者を制限したり、会場の様子を動画でライブ配信したりするなどの対応を取った。感染拡大に伴う休校のほか、学校行事や部活動の中止といった異例の状況に直面しながら高校生最後の1年を過ごした3年生は、困難に立ち向かう決意を胸に学びやを巣立った。

 2日は24校で卒業式が行われた。

 桜丘高では、入場制限された在校生や保護者のために式の様子をカメラで撮影し、動画投稿サイト「ユーチューブ」で視聴できるようにした。卒業生は、飛沫(ひまつ)防止のため演台に設置したアクリル板越しに証書を受け取った。

 卒業生はマスクを着用して国歌と校歌を斉唱し、式の間は窓を開け、換気した。保護者の出席は1家族2人に制限した。

 卒業生352人を代表して廣瀬千愛(ちあ)さんが「コロナは今なお大きな影響を与えているが、自分たちらしく進んでいきたい」と誓いの言葉を述べた。前田一弘校長が式辞、生徒会長の舛田晶さん(2年)が送辞を述べた。

 金沢学院高では311人の旅立ちを祝った。村中幸子校長が「コロナに悩まされ、思うように力を発揮できない中でも、皆さんは感謝の心やひた向きに頑張ることを意識し、後輩に対し範を垂れてくれた」と式辞、秋山稔学校法人金沢学院大学理事長が告辞を述べた。

 卒業生代表の片岡幸大さんが「これからは新たなステージで挑戦をし続ける」と飛躍を誓った。保護者の出席は1家族1人に限り、祝辞などを取りやめて時間を短縮した。

 七尾高では232人が母校に別れを告げた。山口和人校長が式辞を述べ、羽石作大朗さんが「周囲への感謝の気持ちを忘れず何事にも挑戦する」と決意を述べた。在校生や出席できない保護者向けに、式の様子を動画投稿サイトで配信した。

無断転載・複製を禁じます