警視庁

 電車での痴漢行為を疑われて逃げる際、追い掛けてきた男性を駅の階段から転落させ大けがを負わせたとして、傷害罪に問われた元警視庁警部補の男(53)の判決で、東京地裁(吉崎佳弥裁判長)は26日、暴行を認定する根拠が不十分だとして無罪を言い渡した。被告は警視庁でSP(警護官)を務めていた。

 検察側は、背後から男性につかまれた被告が体を素早くひねって転落させたと主張し、懲役2年を求刑した。吉崎裁判長は、検察側が提出した防犯カメラの映像と、分析した専門家の意見書との矛盾を踏まえ、男性が被告をつかまえたとは認定できないと結論付けた。

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