高岡御旅屋をVRで再現した画像=高岡市内

 高岡市の御旅屋通(おたやどおり)商店街振興組合と高岡ケーブルネットワークは、江戸時代に加賀藩の参勤交代やタカ狩りの場として使用された宿泊施設「高岡御旅屋」を、VR(仮想現実)の技術で再現した。かつて建っていた御旅屋通りでスマートフォンをかざすと往時の姿が360度のパノラマで浮かび上がる。3月27日から運用する。

 高岡御旅屋の再現は超高速で多数の利用者が同時接続できる「ローカル5G」整備事業の一環。高岡市立博物館の仁ケ竹亮介副主幹学芸員が「御旅屋古図」などの文献をもとに、切り妻屋根が特徴の「薬医門(やくいもん)」などをデザインした。

 高岡御旅屋を含め、高岡の名所や史跡など12カ所のチェックポイントを設けた「デジタルスタンプラリー」を3月27日から実施する。スマホアプリ「ストリートミュージアム」を用いて各地点でVR画像を映し出して取り込み、全て集めた人に特別仕様の「高岡城の御城印(ごじょういん)」をプレゼントする。現在の地図と江戸時代の古地図の比較もできる。同日にVR完成記念の講演会とパネル討論会を開く。

 御旅屋通商店街振興組合の高場章理事長は「高岡御旅屋の歴史を生かした取り組みで中高年層の誘客につなげたい」と話した。

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