対局室を下見する渡辺棋王(右)と糸谷八段=金沢市の北國新聞会館

 将棋の渡辺明棋王(36)に糸谷哲郎八段(32)が挑む第46期棋王戦5番勝負第2局(北國新聞社主催)を前に19日、会場となる金沢市の北國新聞会館で対局室の下見が行われた。開幕局を制した糸谷八段が連勝するか、9連覇を目指す渡辺棋王が巻き返すか。両者は対局を前に意欲をみなぎらせた。対局の模様は20日午前9時からインターネットでライブ中継する。

 6日に東京の将棋会館で指された第1局は、挑戦者の糸谷八段が128手で熱戦を制し、タイトル奪取へ好スタートを切った。

 連勝すれば初獲得に王手がかかる糸谷八段は「(第1局は)途中苦しい展開だったが粘ることができた。この勢いを生かし、明日は自分らしい将棋で挑みたい。まずは一局ずつ勝ちを積み重ね、金沢の将棋ファンに面白い対局をお見せできるよう頑張りたい」と意気込んだ。

 渡辺棋王は名人、王将と現役最多の三冠を保持する。2017年に5連覇を達成して永世棋王となり、今期勝てば自己最高である竜王戦9連覇に記録が並ぶ。「棋王戦は短期決戦なのでここが正念場。気を引き締めて臨みたい。糸谷さんは型にはまらない指し方をするので、うまく対応していきたい」と巻き返しを期した。

 立会人を務める深浦康市九段(49)は「糸谷八段の先勝で両者ともに力が入るのでは。目が離せない熱戦になるだろう」と話した。

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、大盤解説会は開催しない。ライブ中継ページは北國新聞社ホームページからもアクセスできる。

【第46期棋王戦 五番勝負・第2局】

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