石川県は17日、県内の14人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。中等症が1人、13人が軽症か無症状。クラスター(感染者集団)が発生した能美市立病院では新たに能美市の60代看護師女性が陽性となり、金沢市内のナイトクラブとみられる飲食店10例目のクラスターでは5人の感染が分かった。直近1週間の感染経路不明者数は45人となり、ステージ2の警報相当に上がった。
能美市立病院は累計11人となった。飲食店10例目のクラスターの感染者は金沢、白山、小松市の10~20代男女。店にいた医療従事者が1人含まれており、勤務先の病院で接触者の検査を進める。累計13人となった。
クラスターを除く8人のうち、金沢、野々市市の10~60代の男女7人は感染経路が分かっていない。残る1人は野々市市の30代女性で感染者の濃厚接触者だった。
浅ノ川総合病院(金沢市)は16日、職員1人の感染を公表した。接触のあった患者と職員は陰性を確認。外来や救急は通常通り行っている。同病院はコロナ患者を受け入れる病院の一つとなっている。金沢美大も17日、学生1人の感染を公表した。
富山はゼロ
富山県内で17日、新型コロナウイルスの新たな感染者は確認されなかった。新規感染者ゼロは13日以来4日ぶり。感染者の累計は895人となっている。
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