富山県は17日、小矢部市箕輪で見つかった野鳥のノスリの死骸から、A型鳥インフルエンザの陽性反応が出たと発表した。農業・食品産業技術総合研究機構(茨城県つくば市)が確定検査し、約1週間で高病原性かどうかが判明する。

 富山県によると、10日に住民が県道沿いで死骸を見つけ、連絡を受けた小矢部市が回収した。同日の簡易検査では陰性だった。

 県内では1月に同市下川崎の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザが発生し、1月23~28日に鶏の殺処分など防疫措置が行われた。今回の確認を受け、養鶏場の10キロ圏内に加え、死骸の回収地点の10キロ圏内も野鳥監視重点区域に指定された。

 県によると、回収地点の周囲3キロ圏内に養鶏場はない。18日も県内の養鶏場で鳥インフルが発生しなければ、県は19日に発生農場から半径3キロ以内に設けている移動制限区域を解除し、新田八朗知事が養鶏場における鳥インフルの終息を宣言する。

  石川県、18日からパトロール 金沢、津幡の一部

 石川県は18日から、ノスリの死骸の回収地点の10キロ圏内に入る金沢市と津幡町の一部で監視パトロールを実施する。野鳥監視重点区域に入るのは倶利伽羅峠付近の山中。生活環境部と県央農林総合事務所の職員らが見回り、野鳥の大量死や衰弱した個体がいないか調べる。パトロールは3月12日まで毎日行う。

 県は17日、100羽以上を飼育する県内の養鶏施設全21戸で異常がないことを確認した。

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