那智の滝前に祭壇が設けられ魔をはらう神職=8日、和歌山県那智勝浦町

 世界遺産・熊野那智大社(和歌山県那智勝浦町)の別宮で8日、魔よけのお札「牛王神符」の霊験を高める牛王神璽祭が営まれた。那智の滝前に祭壇が設けられ、神職らが柳の小枝で板を激しく打ち鳴らして魔をはらった。この日は朝から滝つぼが凍り、岩肌には氷となった水しぶきが張り付いていた。

 元日に滝からくみ上げた水で墨をすり、2日に神符を初刷り。神前に供えて祈願を続けてきた。神符には熊野三山の神々の使いとされる八咫烏の絵で文字が書かれている。

 男成洋三宮司(67)は「疫病平癒など厄よけに霊験あらたかとされるお札。新型コロナウイルスの早期収束を祈った」と話した。

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