イラン中部フォルドゥの核施設の衛星写真=2009年9月(AP=共同)

 【テヘラン共同】イラン政府は4日、中部フォルドゥの核関連地下施設で濃縮度20%のウラン製造作業を開始したと発表した。核兵器級の90%の高濃縮ウラン製造に道を開きかねない動きで、20%濃縮が実現すれば、バイデン次期米政権との対話や、崩壊寸前の核合意の再構築は困難になる。ただ報道官は、いつ20%に達するかは明言せず、脅しにとどまる可能性も残る。

 核合意にとどまる英仏独はイランに合意順守を繰り返し要請しており、濃縮度の大幅引き上げという重大な合意違反への反発は必至。イランを敵視するイスラエルが強硬手段に出る可能性も捨てきれない。

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