「昭和十五年度陸奥艦長保科大佐訓示集」=畑野勇氏提供

 太平洋戦争(1941~45年)の開戦前年に締結された日独伊三国同盟を受け、知米派で知られた日本海軍の将校が「米国に対する無言の宣戦布告となった」と部下に訓示していたことを示す文書が見つかったことが7日、分かった。

 文書を発見したのは、武蔵学園記念室で勤務の傍ら、日本海軍史の研究を続ける畑野勇氏(49)で「陸軍に比べ穏健とされた海軍部内でも、開戦前年には対米戦争は不可避との認識が広がっていたことを伝える貴重な史料だ」としている。

 訓示したのは、米国駐在経験がある保科善四郎大佐(後に中将)。

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