大盛り上がりとなったブリの解体ショー=氷見市のひみ番屋街

  ●解体ショー、かす汁、丼販売…

 氷見市のひみ番屋街で11日、能登半島地震の影響で1月下旬から延期となっていた冬の恒例イベント「ぶり・鰤・ブリづくし」が行われた。イベントは当初中止も検討されたが、被災地復興の願いも込めて開催。全国から昨年の1・6倍となる1万2千人が来場した。氷見産寒ブリの解体ショーやブリのかす汁、丼の食べ比べなど多彩な催しで大にぎわいを見せ、ブリのまちが活気づいた。

 番屋街は地震の影響で、断水や液状化被害に見舞われ、全面営業再開まで2週間以上かかった。地震後、同施設の通販サイトには「応援の気持ちを込めてブリを注文します」「復旧したらおいしい魚を食べに行きます」など応援メールが多数寄せられ、感謝の気持ちも込めて今回のイベントを開催した。

 目玉のブリ解体ショーでは、10、11キロの大物2本が登場し、家族連れらが大盛り上がり。テナント「魚廣」の東軒満彦さんとばんや鮮魚直売所の河端幸作さんが、包丁で手際良くさばいて切り身を掲げると、「おー」「おいしそう」と歓声が上がった。

 ブリ料理の提供も人気で、300食限定のぶりのかす汁には100メートル以上の列ができた。漬けとあぶりの刺し身を食べ比べできる100食限定の「ブリミニ丼セット」も整理券が早々に売り切れた。

 中央通路では抽選でブリ1本が当たる重量当てクイズも行われ、来館者が本物の魚を持ち上げ、ずっしりとした重さに驚く姿が見られた。ブリ加工品やお食事券が当たる抽選会もあった。

 夫婦で訪れ、かす汁を味わった高岡市の前原春美さん(75)は「復興支援の気持ちで来た。ブリのうまみがよく出てて最高やわ」と笑顔。運営会社の尾町和広取締役事業部長は「地震後、温かい励ましの言葉をいただき、感謝しかない。大勢の来場者に楽しんでもらえてよかった」と話した。

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