帝国データバンク金沢支店によると、金沢市片町1丁目の商業ビル「8億年ビル」を賃貸管理する蓮月(同市片町1丁目、鈴木一矢代表)は6日までに、金沢地裁から破産手続き開始決定を受けた。負債額は約4億4700万円とみられる。代理人弁護士、管財人弁護士がビルの賃貸管理を続け、売却先を探している。テナントは営業を継続している。

 同支店によると、蓮月は1924(大正13)年創業で、精進料理店の運営を担い、その後、不動産賃貸業にシフトした。88年に「蓮月ビル」を建て替えて「8億年ビル」として開業。約30区画のテナントにはバーやクラブが入居し、ピークの99年1月期は年収入高約1億2500万円を計上した。

 コロナ下で年収入高が5千万円を下回る水準まで落ち込み、資金繰りの悪化などで事業継続を断念した。

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