米国で実用化された希少疾患の新薬が、日本では臨床試験などの承認申請に向けた開発すらされていない「ドラッグロス」と呼ばれるケースが急増しているとの分析結果を、名古屋市立大などのチームがまとめた。新薬開発の担い手として欧米で存在感を増すベンチャー企業と、日本企業との連携が不十分なのが要因と指摘した。

 チームは、2005~21年に米国で承認された希少疾患薬249製品を分析。うち日本未承認なのは120製品、開発すらされていなかったのは86製品だった。

 米国で承認された希少疾患新薬で日本未承認のものの割合は増え続けており、18~21年では68%に達した。

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