金大が打ち上げた超小型人工衛星「こよう」(同大提供)

  ●重力波観測、発生源探る

 金大は2日、同大で開発した超小型人工衛星「こよう」の打ち上げが成功したと発表した。金大が人工衛星を打ち上げるのは初めてで、重力波のエックス線やガンマ線を観測し、ブラックホール誕生のメカニズムの解明につなげる。

 こようは1辺が50㌢の立方体で重量は約43キロ。これまで観測できなかった低エネルギーのエックス線をとらえることができる。測定したデータはリアルタイムで送信し、地球の施設と連携して重力波の発生源を特定する。

 米カリフォルニア州のバンデンバーグ宇宙軍基地から米スペースX社のファルコン9ロケットで日本時間2日午前3時19分に打ち上げられ、午前9時39分に運用が始まった。同ロケットには、韓国軍の偵察衛星も搭載された。

 計画は2014年にスタートし、理工学域の学生と教員が学類を超えて設計、製作した。宇宙航空研究開発機構(JAXA)の実証プログラムに認定されている。衛星は一昨年に完成し、昨年10月にJAXAのイプシロン6号で打ち上げる予定だったが、JAXAの都合で搭載できなかった。イプシロン6号は打ち上げに失敗している。

 金大理工研究域の米徳大輔教授は「設計から製作まで学生が主体となって作った純金大製の人工衛星で、無事に上がってほっとしている」と話した。

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