最優秀賞に輝いた澤田さんの作品「加賀友禅流し」

 9月8日~10月29日に金沢マラソン・オンライン大会の関連で行われた「GPSアートコンテスト」の入賞者が1日までに決まった。浅野川で受け継がれる加賀友禅の最終工程「友禅流し」を表現した会社員澤田督(ただし)さん(55)=弓取町=が2年連続で最優秀賞に輝いた。澤田さんは上空から見下ろすように絵を思い浮かべて走ったとし、「道や建物の特徴など金沢の美しい町並みを見ながら、楽しく描けた」と魅力を語った。

 GPSアートは、スマホなどのGPS機能で位置を記録しながら移動し、コースをアプリに表示して絵や文字を描く。今年のコンテストには、初めて実施された昨年の21作品を上回る31作品(県内14、県外17)が集まった。

 澤田さんは金沢マラソンに過去6回出場しており、3時間52分台の自己ベスト記録を持つ。昨年のコンテストで加賀とびはしご登りを表現して最優秀賞に選ばれ、今年はより質の高い作品を目指して参加した。

 10~11月の国民文化祭に合わせ、金沢の伝統文化をデザインしようと考えた。かつて浅野川で眺めた友禅流しをモチーフに決め、地図を基に約51キロのコースを作った。同じ道を行ったり来たりして、細かな花柄を描くのに骨を折ったといい、10回以上挑戦して満足できるものに仕上がった。

 澤田さんは受賞を喜び、「来年も風景を楽しみながら走り、全国の人に作品を通じて金沢の良さをアピールしたい」と語った。

 優秀賞には敦賀開業を控える北陸新幹線を描いた「スギモリ」さん(富山市)が選ばれたほか、6作品が入賞した。

 金沢マラソンは北國新聞社などで構成する組織委員会が主催した。入賞6作品は次の通り。

 ▽金沢賞 「地下部から見たスイミング・プール」(horit0)▽百万石賞 「100万石の笑顔」(atsu3)▽兼六園賞 「ことじ灯篭」(どんぐり)▽利家賞 「前田利家甲冑」(新米ちゃん)▽お松賞 「金沢満喫ひゃくまんさんマラソン」(ちーやん)▽若い力賞 「金沢で愛される幻のガス海老」(たいし)

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