取材に応じる相模原協同病院の井関治和院長

 世界中で猛威を振るう新型コロナウイルス。日本で最初に患者を受け入れた相模原協同病院(相模原市緑区)の井関治和院長(61)が10日までに、共同通信の取材に応じた。未知のウイルスを前に、手探りの治療。「最悪のシナリオを考えながら対応した」と緊迫の日々を振り返った。

 「武漢から戻って、かぜの症状がある」。神奈川県に住む中国籍の30代男性から、病院に電話があったのは1月10日だった。新型コロナかもしれない―。院内に緊張が走った。職員はメールなどで情報共有を進めていたこともあり、一斉に動いた。男性は感染症病床で受け入れ、他の外来患者とは接触しないようにした。

無断転載・複製を禁じます